出産後の転職は本当に難しい?|3人の転職エージェントに聞いてわかった’産後転職のリアル’

出産後の転職は本当に難しい?|3人の転職エージェントに聞いてわかった'産後転職のリアル'
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はじめに|産後ママに共通する「仕事」の不安

産後に転職って、やっぱり難しいのかな…?

こんなふうに悩んでいませんか?
私自身、育休後のキャリアに漠然とした不安を感じ、育児が少し落ち着いてきた数か月前に企業の評価サイトや転職サイトを検索しまくった時期がありました。

そして実際に3人の転職エージェントさんに時間をもらい面談をし、「産後転職のリアル」について話も聞かせてもらったところ、共通して言われたことがこちらです。

転職エージェントに聞いた産後転職のリアル
女性採用強化中の企業多数。やり方次第で「産後」がチャンスになることも
面接での印象は重要。志望動機は、伝え方の工夫が大事
エージェントを上手に使う。情報収集だけでなく働き方や給与の交渉も

専門家の方に生の声を聞けたことで、漠然とした不安が晴れて気持ちがすっきり楽になるのを感じました。
なによりも「産後ママでも転職エージェントに相談していいんだ…」と感じたのをよく覚えています。

この記事ではエージェントさんのお話に加え、これまでに転職を3度経験した筆者の実体験を基にした「転職エージェント活用法」もまとめています。

今後の働き方に悩む産後のママに、ぜひ読んでいただければと思います。

3人の転職エージェントに聞いた「産後転職」のリアル

数か月前私は、実際に現場で転職のサポートをしている3名の転職エージェントにオンラインで面談をしていただきました。面談の流れは、どこもこのような感じでした。

  • エージェントさんの自己紹介
  • 私の自己紹介
  • 私からいくつか相談し回答をもらう
  • エージェントさんから具体的な求人の紹介
  • 今後の進め方の確認

今回は③の相談と回答について、ポイントを絞って紹介していきます。
ちなみに今回私は、⑤で実際の企業応募はしない選択をしたため、現在転職活動は続けていません。この理由は本題とはズレますが、記事の最後に少し書きますね。

女性採用強化中の企業が増えている

産後の転職は、やはり難しいのでしょうか?

一律にそうは言えません。実際に育休明けすぐに転職される方もいらっしゃいます。
ダイバーシティ推進に力を入れている企業では、女性の採用に積極的なことも多いです。特に20~30代の女性の転職実績が多く、一番のボリュームゾーンは30代前半です。

これは、各エージェントさんにほぼ共通して言われた内容です。

今回私が相談した転職エージェントさん各企業において、育休が明けてから1年以内に転職された方の実績があるとのことでした。

そして実は今、多くの企業が「女性活躍推進」や「多様な働き方の促進」を重視し、社員の女性比率を引き上げたいと考えています。

つまり、子育て中であっても「働く意欲がある方」を求めている企業は意外と多いのです。

だからこそ、出産後の転職はやり方次第で’チャンス’になる可能性もあるのです。

明暗を分けるのは’面接での印象’

面接を受ける際の注意点はありますか?

志望動機の伝え方に関しては、特に注意が必要です。「前向きに」働きたい気持ちをしっかり言語化できることが重要です
また、子育ての協力体制についても具体的に説明できると説得力が上がります。

また、志望動機の伝え方はとても重要とのこと。
単に「時短で働けるから」ではなく、「自身のスキルを活かしたい」「〇〇領域で成長したい」など、前向きな動機を伝えましょう。

これは私も、仕事で採用も担当する立場なのでよく分かります。
産後でもそうでなくても、まずは働くことに対する前向きな「熱意」が最初に伝わるかどうかで、企業側に与える印象は大きく変わってきます。

併せて、保育園・パートナー・祖父母のサポートや、病児保育などのバックアップ体制があることは採用側の安心材料になります。

面接対策だけではなく実際に働き始めた後のためにも、周囲とよく話し合い体制を整えておくことが重要です。

転職エージェントを上手く使う

ママの働き方や職場の雰囲気などは、エージェントさんから確認してもらえますか?

はい、もちろんです。産後転職は、求人票だけでは見えない‘部署の雰囲気’や’福利厚生制度’の把握が大事なので、エージェントを活用して情報を得るのが効率的です。
また、時短やフレックス、在宅の活用など働き方の条件については、エージェント経由で交渉するのも選択肢だと思います。

転職エージェントは、採用する側の企業と定期的にやりとりを行い採用したい人物像やポジションの詳細を確認しています。

このため、自分で求人を検索するよりもエージェントを活用することで、はじめから「書類選考を通過しやすい企業」をスクリーニングして紹介してもらうことができます。

また、実際に面接が進んだ際の具体的な条件交渉に関しても、エージェントを通すとスムーズに進められることが多いです。

年収や働き方など、譲れない条件についてはあらかじめエージェントに伝え、先方企業の人事部と握ってもらうのがおすすめです。

転職エージェントの活用法と注意点

私もエージェントに相談してみようかな…

そう思った方へ、活用法と注意点をまとめます。

エージェントは比較すべし

既に転職を3回経験している私のおすすめは、まず間を空けずに3名以上の転職エージェントと面談してみること。この手間を面倒くさがらないことが、後悔しない転職への近道です。
そしてすべての面談が終わってから、応募する求人を選びましょう。

エージェントさんによってタイプも違い、エージェント企業によって付き合いの深い求人元企業も違います。
もちろん、人と人なので相性もありますよね。

ひと晩寝かせてから決めるべし

そして転職は大きな選択なので、その場の勢いで決めることは避け、面談が終わってから落ち着いて求人や応募先企業サイト、openworkのような企業のレビューサイトをよく確認。

「今日中に決める」のではなく「ひと晩寝かせて決める」のがおすすめです。

良いエージェントさんは「大切な選択なのでひと晩考えさせてほしい」「家族と落ち着いて相談したいので週明けに返答させてほしい」と伝えれば、必ず待ってくれます。

もし急かしてくるようなエージェントさんがいたら、応える必要はありませんよ。

まとめ|一歩踏み出すことで視野が広がる

出産後の仕事について、きっと悩まないママはいないと思います。
モヤモヤしてしまう時は一歩踏み出してみると、私のように一気にすっきりできるかもしれません。

ちなみに私は今回エージェントさんにお話を聞いた上で、今のタイミングでは転職しないことを決めました。
これは、様々な求人を見て企業の紹介をしていただく中で、改めて現職の良さを実感したからです。

一歩踏み出して今とは違う視点から自分を見てみると、今まで気づけなかったことに気づくきっかけにもなると思います。

ぜひこの記事を読んでくださっているあなたも、自分の納得できる選択ができますように。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。
このブログでは、理系ママのUMOが他にも育児やキャリア戦略についての記事を書いています。ぜひ他の記事もチェックしてみてください。

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