はじめに|「旅行先で赤ちゃんが寝ない」…そんな悩みありませんか?
タイトルにある「ベビートラベル用遮光テント」という言葉、聞きなれない言葉なのではないかと思います。私もつい最近まで、そんな商品があることを全く知りませんでした。
0歳の息子を連れて旅行に行きたいと思った時、息子の睡眠環境をどうしたらいいのか悩みました。普段家では暗くした部屋でお昼寝や夜の睡眠をとっているので、違う環境でしっかり寝ることができるのか?夜の寝かしつけの後、ホテルの部屋は暗い中で過ごすのかな?と不安になったのです。
わが家は旅行用の息子の寝床セットを整えることでこの不安を解消することができ、実際に旅行先で毎回息子は熟睡。よく寝られているため寝ぐずりはなく起きている時間はご機嫌で、親もしっかり休むことができ、旅行自体を目一杯楽しむことができています。
そして、夫と私が寝床セットの中で一番重要で絶対に外せないと思っているグッズが「ベビー用遮光テント」です。
ベビー用遮光テントって何?
ベビー用遮光テントは、見た目はキャンプ用テントと同じです。ワンタッチテントと同じように簡単に組み立てと片付けができます。(ちなみにYAVILの遮光テントは、言葉のあやではなく本当に1分以内で組み立てできます)
ただし、赤ちゃんが中で眠るためにつくられているので、遮光性と通気性を兼ね備えた生地が使用されています。他にも、ベビーモニターを設置するためのポケットがあったり、暑い時期に空気の通り道を確保するためにメッシュ生地と遮光生地が2重になっている部分が付いていたり。
日本ではポピュラーではないですが、旅行中の赤ちゃんの睡眠環境を整えたい!というニーズに完ぺきに合致した商品なんです!
とはいえ、日本では本当にあまり使われていないようで、そもそも商品が流通していません。
私ははじめ、オーストラリア製の「Slumber Pod」という商品を見つけて、これを買おうかなと考えていました。しかし残念なことに、私が購入したかったタイミングでは日本への発送ができないとのこと。公式サイトからもAmazon.comからも対応ができなかったため、代替商品を探していました。

そこで見つけたのが、この記事でご紹介するYAVILのベビー用遮光テントです。
Amazon.comでしか取り扱いが見つけられず、日本語のレビューはなし。我ながらなかなかリスキーな買い物だなとは思ったのですが、他に代替商品も見つからず。投稿されているレビューにすべて目を通し、Amazonのブランドサイトを端から端まで熟読し、もうこれでダメでも後悔はないと言う気持ちで購入を決意しました。

実際に購入/使用してみての感想は、「最高!」の一言です。
欲しかった機能はすべて付いており、収納時は想定よりもコンパクト、そして何より設置が本当に簡単でした。
アイテム詳細レビュー
この記事は、私と同じように子どもとの旅行を目一杯楽しみたい!という方向けに、YAVILの遮光テントを写真を使って詳細レビューしたいと思います。
- サイズ感(収納時/設置後)
- 組み立てと片付け
- ベビーモニターの取り付け
購入を検討されている方の参考になればうれしいです。
① サイズ感(収納時/設置後)
まず収納時のサイズは66cm x 20cm x 20cmです。
スーツケースの中に入れるのは難しいですが、収納袋にはハンドルがついており持ち運び便利。キャンプ用のワンタッチテント同様に、重量も抑えられているため女の方でも問題なく肩掛けできます。また先日義実家に帰省した際は、ANAを利用したのですが、飛行機に乗る時は収納袋のまま特に問題なく預け荷物として預けることができました。

次に設置した時のサイズは、床部分の内径が95cm x 143cm。高さは135cmです。レギュラーサイズのベビーベッドの場合は70cm x 120cm、シングルベッドが100cm x 195cmなので、ベビーベッドよりは大きくシングルベッドよりは小さいつくりになっています。
大きさも十分なので、子どもの睡眠が安定するまでは十分現役で活躍してくれそうです。

先日生後6か月で飛行機旅に行った際には、このテントの中に直接シングル布団を敷いて寝床にしました。シングル布団を敷く場合、長辺側を折り曲げないとテント内に収まらないため、安全性に関しては自己判断で行っています。(参考に、息子は寝返りや寝返り返りに加えお座りやつかまり立ちもできるようになっています)
これによって飛行機旅でもテントを持っていくだけで快適に息子の寝床を整えることができました。
ちなみに下の記事にある通り、息子が生後3か月ではじめての旅行に行った時には、この遮光テントの中にレギュラーサイズのベビーベッドと同じ大きさ(120cm x 70cm)のベビーサークルを入れて息子を寝かせていました。こちらは息子が動き回っても安全性を保てるメリットがあったのですが、どうしても荷物が増えてしまうデメリットがありました。
わが家は今後も、息子の成長の状況や行き先によって、寝床の装備を微調整していきたいと思っています。
② 組み立てと片付け
組み立て、片付けは一般的なワンタッチテントと同様です。こちらの取扱説明書を見ていただけるとイメージが付きやすいかと思います。

ちなみにこちらの記事を書くために組み立てと片付けを行った際、女性1名の手で組み立て(袋から出してからテントが組みあがるまで)が32秒、片付け(テントが立っている状態から収納袋にしまうまで)が2分41秒でした。
もちろん私はこれまでに何度か使用していて慣れているというのもあると思いますが、滞在先で準備する手間としてはこれ以上ない手軽さだと思います。
③ ベビーモニターの取り付け
YAVILの遮光テントには、ベビーモニター取り付け用のポケットが付いています。こちらにベビーモニターを入れ、チャックの隙間から充電コードを出せば、簡単に中の様子が確認できます。
ベビーモニターは子どもの安全を守るためにも必須だと思いますので、このポケットは本当に便利です。

注意点として、ポケット部分はビニール製で透明度がさほど高くありません。このため、モニターの画質はどうしても落ちてしまいます。わが家で使っているCubo aiの場合、「ちょっと見えにくいけど許容範囲」という印象ですが、お使いのベビーモニターによっては注意が必要です。
また、ビニールポケットに入れるだけで固定するわけではないので、はじめに画角の調整が必要です。
ちなみにわが家は普段ベビーモニターでホワイトノイズを流しているのですが、このベビーモニターポケットは左右がメッシュになっているため音はしっかり寝床まで聞こえます。このため、旅行中や帰省中でも普段と同様の環境で寝かせることができてありがたいです。
購入の際の注意点
最後に、様々な商品を比較検討する中で感じた購入の際の注意点を2点お伝えします。
① Slumber Podとの違い
前項で記載していたオーストラリアのSlumber PodとYAVILの遮光テントについて、1点大きな違いがあります。
それは、Slumber Podはテントの下部分が開いており、ベビーベッドなどに上から被せる仕様になっていること。YAVILの遮光テントは床部分が繋がっています。
それぞれにメリットとデメリットがあると思っているので、各ご家庭の求める機能を整理してから購入されるのが良いと思います。
わが家では実家の寝室が畳やカーペットでベビーベッドは設置していないので、テントの中で(もちろん汚れ対策にシーツなどは必要ですが)そのまま寝られるYAVILの遮光テントが合っていました。逆にベビーベッドのある場所に泊まる方が多い方は、ベッドに被せるタイプの方が使いやすいかもしれません。
② テント内の気温
テントは四方を覆っており、これによって遮光の環境が保たれるため、外からの風は入りません。春秋冬やクーラーで適切に温度調整された場所であれば問題ないと思うのですが、基本的にテント外よりもテント内の方が熱がこもりやすいつくりだと思います。
このため、真夏に冷房環境に不安があるような場所で使う場合は、中にファンを置くなどの工夫がいるかもしれません。
まとめ|「ベビー用遮光テント」で快適な家族旅を!
もともとは旅行が趣味だったご夫婦でも、子どもが産まれてからなかなか旅行に行けていない、旅行には行っているけれど子どもが寝た後は薄暗い部屋で忍者のように過ごしている、という方も少なくないのではと思います。また、帰省する際にうまく寝床が確保できないこともあるかもしれません。
そんな時ベビー用遮光テントがあれば、家族全員が快適に眠れる環境を整えられるかもしれません。
日本でベビー用遮光テントはあまり一般的でないので、導入するのに勇気がいるかもしれませんが、一度使えばきっと旅行のマストグッズになると思います。
「気になってたけど買う勇気がなかった」方にも、「この記事ではじめてこの商品を知った」方にも、ぜひこの記事が背中を押せればうれしいです。


関連記事|子どもの睡眠環境を整える
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
このほかにも、息子の自宅での睡眠環境や生活リズムについて記事にまとめています。よろしければこちらもご覧ください。
Instagramフォローで更新をお知らせ
よろしければInstagramをフォローして更新のお知らせをお待ちください。
\ 毎日の補完食や育児記録をリアルに発信中 /
@umo.familylog
コメント