無痛分娩×自然陣痛スタート|初めての出産レポート全記録【育児ログ番外編】

無痛分娩×自然陣痛スタート|初めての出産レポート全記録【育児ログ番外編】

この記事は…
忘れられないと思っていたのに、育児に奮闘するうちに過去の記憶になっていた「出産」。メモを整理していたところ当日リアルタイムで自分が書いたメモを発見!陣痛がはじめる前日から出産までの、臨場感あふれる記録です。

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はじめに|陣痛は「突然」やってきた

終わってみれば出産予定日ぴったりに誕生した息子ですが、陣痛の来る前日まで生まれる気配はほとんどありませんでした。臨月に入ってからは毎日7,000~10,000歩のお散歩をしていたのですが、なかなか子宮口は開かず。
先生からも「初産だし、一般的には予定日より遅くなるからね~」と声を掛けられ、私は計画無痛分娩の予定だったため促進剤を使うことになるんだろうなとぼんやり思いながら、重いお腹で生活していました。

そんな中、本当に突然やってきた陣痛
直前まで兆候は全くなかったので「前駆陣痛」だと思い込んでおり、ちょうど仕事がお休みだった夫に心配されても最初はなかなか産婦人科に電話をする勇気が出ませんでした。ただその後も痛みは続き、どうしても耐えられなくなって連絡すると、そこからあれよあれよという間に入院、出産

結局は、計画無痛分娩を予定していたけれども、自然陣痛が来て途中から無痛分娩に切り替え
促進剤は使わず、会陰切開もせず(少しの裂傷はありました)、陣痛が来たタイミングから約20時間の初産でした。

振り返るとたったの1日足らず。でも、色んな初めての詰まった1日
今回スマホのデータを整理していると、いつか産まれた息子と振り返りたいと思い当日にリアルタイムで残していたメモが見つかったため、どなたかの参考になればと思い投稿します。

リアルタイム出産メモ

メモは固有名詞を伏せるために一部改変していますが、基本的には当日に書いたままの状態。見出しや強調太字は投稿時につけました。

出産の前々日|最後の妊婦健診

10:00

最後の妊婦健診前、採尿で茶おりを確認。内診で子宮口1.5cm。出産予定日より1週間ほど遅れて出産する計画無痛のスケジュールが決まる。内診は痛いと聞いていたけど、毎回痛くない。

出産の前日|自然陣痛が来た日

8:00

朝トイレに行くと、粘液栓+おしるしドバッ。拭いたらペーパーについてびっくり。

8:30

不規則な前駆陣痛開始。
但し、痛みは結構あり「波」がわかる。痛いのは50秒〜1分で、昨日NSTの時に看護師さんが教えてくれた「子宮は筋肉なので収縮は1分も持たない」の言葉が支えになって、ゆっくり呼吸4〜5回分耐えたら終わり、と思いながら耐える。まだ元気だけど、何があるかわからないから外出はやめとく?くらい。

朝から近所の喫茶店のフルーツサンドを食べたくて、行こうと思っていたけど断念。夫がテイクアウトで買って来てくれるらしい。感謝。

10:30

痛みが規則的になってくる。幅はあるが10分間隔前後、波のたびに体勢を変えたくなるくらいには痛い。波の間にはとにかくトイレに行きたくて、何度もトイレに行ってふんばる。量は大したことないけど、継続的に血が出る(茶と赤が混じってる)。
この時点ではまだ、産婦人科への連絡はやりすぎでは?前駆陣痛では?と思っていて、夫に「電話したら?」と言われても断り続ける。

10:50

夫がフルーツサンドを買いに近所の喫茶店へ出発。
私はテレビを見ながら、まだそこまで強くない陣痛の波をアプリで記録。トイレは引き続き頻回だけど、テレビを見る余裕があるのでたぶん大丈夫。

11:30

夫が帰宅し、バスケットボールの試合をテレビで観ながら美味しいフルーツサンドを食べる。
この辺りから陣痛間隔が10分を切り7〜8分へ、トイレで踏ん張りたい欲求もめっちゃ強くなり、テレビそっちのけでトイレに篭ったり痛みに耐えたりする。

12:00

引き続き痛い。もうテレビは見ていられず、トイレと寝室を往復。ベッドの上で抱き枕を抱きしめてこらえる。どんどんトイレに行きたい欲求が高まっていくが、もうずいぶん前から出るものはない…

12:40

間隔が近い陣痛が1時間続いたので、産婦人科に様子見の電話
あと1時間くらいは自宅で様子を見て14:00まで続くようなら再度電話するよう助産師さんから指示あり。結構痛いけど、声が出るほどではなく我慢はできる。助産師さんの慣れた反応で、自分痛がりすぎ?と不安になり強い気持ちで耐える。

14:05

6〜10分間隔で痛みが続き、13時台は8回。
痛みがめっちゃ強くなって来て、トイレからベッドへ倒れ込む。抱き枕に抱きつきながらひたすら耐え、便意でトイレ行くを繰り返す。諦めて産婦人科へ電話すると、入院準備も念のため持って来院してよいとのこと。痛みに耐えるだけの状況に変化がありそうで、ちょっぴり安堵。

14:15

自宅を出る準備。トイレ何度も行ったので、めっちゃ身体きついが根性で最後のシャワー。エチケット。
入院前に入れようと思っていた荷物はすべて入れることに成功。夫もいろいろ手伝ってくれる。陣痛の痛みはだいぶキツく、耐える時に声が出たり手足をバタバタさせる必要あり

家の向かいの駐車場までの2分の道中で、どうしても横断歩道まで回り道できず車道を(もちろん車いない時にだけど)渡っておまわりさんに口頭注意される。私が100%悪いけど今日だけは許してほしい。歩き続けられなくて陣痛の波が来たら止まっちゃう。
車で約30分、かなりスムーズに移動(夫が妊婦健診の旅に予習してくれていた成果です、感謝)。移動中も陣痛止まらず、痛みに必死に耐える。途中で夫がお水とスポドリ4本買ってくれる。ずっと優しくてありがたい。

15:25

産婦人科到着。今日1番の痛み(4〜6分間隔)に耐えながら、入院の説明を聞く。
ただ、内診してもらうとまだ子宮口2cmで「自分は痛みに弱いのか…」「日曜なのに申し訳ない…」となる。が、そうも言ってられないほど痛い。部屋で分娩着(産院貸し出しの簡易浴衣みたいの+産褥ショーツ+着圧ソックス)に着替えてからナースステーションに向かうが、着替えがかなり辛かった

15:40

1人で陣痛室へ入る(夫はナースステーション横で待機)。
スタッフさんたちみんなテキパキしてて処置が直接見えなくても次に何するか教えてくれるので、不安ながらも大丈夫だった。6分間隔の陣痛に耐えながら左手に点滴を入れ(普通より径が大きいので痛いけど陣痛に比べたら比べるべくもないくらい全然まし)、NSTをし、先生に無痛の針を入れてもらう。無痛の針は消毒→局所麻酔→本番麻酔で、局所麻酔は若干痛みがある?けど全然大丈夫。陣痛の痛さが全てに勝る

付いてくれた助産師さんに、陣痛の時は「痛い痛い」じゃなく「あーいたい(会いたい)」だよー!と言われなごむ。1回の陣痛で呼吸2回、お腹の方を見て目をつぶらない、と教わる。

16:15

もろもろの処置が終わり、お試し麻酔が効いてきて痛みが突然和らぐ。現代医療にめちゃくちゃ感謝。夫が分娩室に入って来てくれて、話もできるようになりリラックス

17:00

麻酔も効いて来て、内診しても痛くないからとのことで内診
子宮口3cm、展退(子宮の入り口が平べったく伸びてることを言うらしい。最初脳内で変換できなくて、あとで検索した)がめっちゃ良いと先生に褒められる。基本は翌日出産を目指すが、破水などあった場合は夜中出産もあり得るかもとのこと。

17:30

夫と話しながらウトウト。30分くらい寝てしまう。夫は暇そうだけど、スマホいじりながらずっとついててくれて心強い。

19:15

助産師さんが来て、次は20時にもう一回診察と処置をしますよとのこと。夫はいったん今日はそこまでで帰宅することに。

19:30

夫が一度分娩室を出て、車に置いていた入院バッグを入院する部屋に持って行ってくれた。
そのタイミングばっちりに、助産師さんが導尿処置と内診をしてくれる。導尿はめっちゃ心配してたけど、麻酔のおかげで何も感じず。内診では子宮口4cm、お産は順調とのこと。ただ、赤ちゃんはまだ骨盤の上の方にいるので何かトラブルない限りは明日かな?の状況。

19:50

夫いったん離脱。
回転寿司へご飯食べに行くとのこと。職場にも明日休みで連絡してくれたようで、色々ありがとう。1人になってからは「マイインターン」をアマプラで少し見て、ウトウト

21:00

助産師さんが来てくれて、NSTの胎児心拍側を付け直し。あと少ししたら消灯とのこと。
多少張りを感じることはあるけど麻酔のおかげで痛みは全く感じないので、このままゆっくり寝れそう。一個だけ、コンタクトとメガネを部屋に忘れてしまって目が乾く。次があるなら最優先に持ってこよう。夫に次分娩室に来る時にコンタクト持って来てくれるよう頼んでひと安心。助かった。

21:40

消灯。導尿であまりお小水が出てなかったみたいで「口から水分取れてますか?」と確認が入る。導尿苦手すぎて飲んでなかったけど、助産師さんが部屋を出てから爆飲みする。
寝る前に体温測定も実施。お産はゆっくり進んでいるよーとのこと。たまに数回連続で強い張りを感じて安眠までは難しいけど、過度な痛みはなし。無痛本当にありがとう。

23:55

下腹部の陣痛が寝てられない痛さになり、呼吸で逃しながら耐える。麻酔なしに比べたらどうってことないくらいの痛みだけど、寝てるのは無理という感じ。病院に来た時の痛みに比べれば大したことないので、いったんそのまま耐えてみる。

出産当日|人生で一番血管が切れそうだった日

1:30

痛み変わらずのため、助産師さんが来たタイミングで濃い麻酔を追加してもらう。細切れ睡眠なので睡眠導入剤いるか聞かれたけど、いったん断る。

1:45

体勢変えてないのにNSTが鳴り出して驚く
すぐに助産師さん来てくれて、「赤ちゃんが下がってきてるから位置がずれちゃったんだね。お産は順調ですよ」とのこと。ひと安心。お尻に違和感があるか聞かれたけど、今のところ特になし。

2:45

少し寝られた!
姿勢変更によるNSTのズレで助産師さん来てくれて、そのまま内診。まさかの子宮口全開で次の痛みの波でお産になるかもとのこと。ただ、赤ちゃんが下がり切ってないから旦那さん呼ぶか迷うな…ということで少し様子見てもらう。同時に導尿も抜いて、いよいよ感は出てくる。

麻酔がよく効いていて痛みはない。お腹の張りに合わせて膣の入り口が下に押されてる感覚はある。

3:00

無事赤ちゃん降りてきてる感じとのことで、夫に電話。すぐ出てくれた。
寝たばっかりなのに申し訳ないけど、準備してきてくれるとのこと。引き続きお腹の張りと降りてきてる感じはあるけど、まだ痛みはない。

3:30

陣痛間隔を狭めるため、オキシトシンを出す効果のある乳頭マッサージを開始
すぐに効果が出て続けつつ、息んで赤ちゃんを押し出す。とてもむずかしいけど、たまに助産師さんに褒めてもらえたり赤ちゃんがぐいっと下がってきた実感があるとモチベーションが上がる。

3:45

夫到着。息むときに頭を持ち上げて、汗をタオルで拭く係をしてもらう。お休みのたびに頭なでてくれて元気が出る。教わった通り助産師さんの声がけに合わせてひたすら息む。血管が切れそう。

4:30

無事出産。最後まで陣痛間隔は3分程度で縮まりきらなかったけど、しっかり出てきてくれました。
促進剤も使わず会陰切開もせず、思ってたよりずっとスムーズなお産で息子に本当に感謝。お医者さんと助産師さんと夫にも感謝。

さいごに|大仕事が終わったら育児がはじまる

出産当日のリアルタイムログ、いかがでしたでしょうか。
ブログ用に書いた記録ではなかったので、読みにくいところがあったらすみません。私も改めてこの日を振り返って、「あぁ、こんなことあったなぁ」と感慨深い気持ちです。まだ1年も経っていないし、出産前はその日が心配で心配で仕方なかったのに、もうほとんど詳細を忘れていたのが驚きです

ちなみに私の体感では、実は出産よりも出産後の方が身体がしんどかったです
陣痛自体は巷で言われている通り人生で一番の痛みでしたが、麻酔を打ってもらえたことで短時間で済み、横になっていることができました。一方、出産後はお股が痛かったり胸が張ったり頭痛がしたりで常に色んな所が痛く、楽な姿勢というのが見つかりませんでした。寝ているのもしんどかった。そしてそれが1週間~10日ほど続き、「いつまで続くの?」というつらさもありました。

大仕事を終えて退院すると、その後はすぐ育児が始まります
自分ひとりや夫と2人の生活では、体験することのなかった目まぐるしさで押し寄せてくる初体験。そんなわけで、出産を終えた後も初めて体験する育児に振り回され、その面白さを実感していくことになるのですが、今回は自分でも初心を思い出すことができてとてもいい機会になりました。

ひとつとして同じお産はなくみんな十人十色で生まれてくると思いますが、息子の場合はこんな感じでした。
もしこれからお産を控えている方が読んでくださっていれば、「なんとかなるさ!」精神でいきましょう!そしてそんな妊婦さんを支える側の方が読んでくださっていれば、妊婦さんひとりひとり求めるものは違うと思うので、ぜひあなたの大事な方にいつも寄り添っていてください。

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記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
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