産後太りへの不安とダイエットを決意したきっかけ
出産時、私の体重は妊娠前から+15kgでした。
妊娠中はある程度仕方がないとはいえ、おなかはもちろんアゴや二の腕、太もももどんどんパツパツになっていき、妊娠6か月頃にはもともと好きだったデニムやタイトスカートは全く履けない状態に。一番履き心地が良かったUNIQLOのスマートアンクルマタニティパンツに毎日お世話になりながら、「出産が終わればきっと体型も戻る!」と信じていました。

そしてようやく出産を終えて一息つき、入院中のクリニックの洗面所で自分の体型に目を向けると…。お腹の張りはなくなったものの、まだ赤ちゃん入ってる?と思うくらいのたぷたぷ具合。体重も、3kgの息子を産み胎盤も外に出たはずなのに3kg弱しか減っておらず、お腹周りや腰回りに明らかな変化が残っていました。
「産後は自然に体重が戻る」と聞いていたものの、現実は思った以上に厳しく、 産後半年で体型が戻らないと悩むママは約7割にも上るというデータもあるほどです(出典:wacoal.jp)。私自身も例にもれず、「このままで大丈夫かな?」という不安が募っていきました。
とはいえ、慣れない育児で毎日が精一杯。自分のダイエットは後回しになっていました。
産後しばらくはストレッチ程度しかできず…、いや、少し盛りました。ストレッチもたまにしかできず自己流では限界を感じていたところ、産前に同僚が通っていた「パーソナルジム」の存在を思い出しました。
パーソナルジムとは、トレーナーがマンツーマンで運動や食事の指導をしてくれるジムのこと。
もちろん費用は一般的なジムに通うよりも高いのでかなり迷いました。ただ、このままでは体形を元に戻す努力をしないままいつの間にか諦めてしまうかもしれないという危機感が強く、せっかくはじめるなら育休をいただいている今しかない!と産後ダイエットを本格的に始める決意を固めたのです。
パーソナルジムを選んだ理由
数あるダイエット方法の中で、なぜ私がパーソナルジムに通うことを選んだのか?以下に、私が感じたパーソナルジムの魅力や選んだ決め手をまとめます。
- 女性専用&子連れOKで通いやすい
私が通うジム「UNDEUX」は女性専用で、赤ちゃんや子ども連れでも利用可能です。ベビーカーごとスタジオに入れる設備も整っており、他の方がベビーカーを押しているのもよく見ます。託児の心配をせずに一緒に通える安心感は、育児中の身には大きなポイントでした。
子どもが泣いてもお互い様という雰囲気で、トレーナーさんが抱っこしてくれたりごろんと横になれる空間を一緒につくってくれたりもするので、「迷惑かも…」と萎縮せずに済みます。 - 運動と食事をトータルで指導してもらえる
産後の女性の身体の特徴として、腹部の脂肪だけがドンと増えてしまいます。体脂肪率が高い状態なので、食事量を減らすカロリーコントロールだけでは筋肉量も減ってしまい、基礎代謝や免疫も衰えてしまうことに。とはいえ、自分一人で運動に加えて栄養バランスまで整えるのは大変です。
私の通っているジムではトレーニング指導と並行して食事アドバイスもしてくれます。アプリでの目標設定のあと、毎日記録した食事にプロの視点でアドバイスをもらえるので、自分ひとりで調べながら行うよりも効率的に進められると感じました。 - 手ぶらで通える気軽さ
育児中は、とにかく子どもの荷物が多いもの。おむつや着替えなど子どものものだけでカバンがパンパンですし、家を出る前は子どもの持ち物のことで頭がいっぱいなので自分の準備までどうしても気が回りません。
ジムではウェアやシューズ、タオルなどを全て貸してくれ、必要なのはパンツだけ。文字通り手ぶらで通えています。 - 予約制のトレーニングで習慣づけ
一人だとサボりがちな運動も、パーソナルジムなら予約制なので半強制的に運動時間を確保できます。トレーナーさんが私の体調や体力に合わせてメニューを組み、安全にトレーニングを進めてくれるので器具をつかったトレーニングでも不安がありませんでした。
産後は睡眠不足やホルモンバランスの変化で気分が落ち込みやすい時期ですが、定期的にしっかりと身体を動かし外出する習慣を付けたことで気分も前向きになりました。 - 定期的な体組成チェックで効果を実感
ジムでは毎回トレーニング前に体重・体脂肪率や筋肉量などを測定し記録してくれます。数値で変化が見えるとやる気が出ますし、停滞期があっても過去のデータを振り返って「ちゃんと成果は積み重なっている」と確認できて安心できました。
自宅だと忙しさを言い訳にして測定をサボってしまいがちですが、第三者に管理してもらえることで自分の身体としっかり向き合う習慣がつきました。
実際に通って感じた変化とメリット
初めてパーソナルジムに通い始めてから数週間、体にも心にも少しずつ変化が表れました。まず感じたのは、肩や腰のかたまったような痛みを感じなくなり、特に朝起きてベッドから出る時の身体が軽くなったことです。
週2回のトレーニングは正直きつい日もありましたが、終わった後は不思議と疲労感より爽快感の方が勝ります。運動不足だったので筋肉痛からは逃れられませんでしたが、筋肉痛を感じる時は夜にストレッチをすることで気持ちもリラックスすることができました。
また、産後は自分でも驚くほど免疫力が下がっていて、産後3か月で4回風邪をひいてしまったのですが、運動が習慣になってくると体調不良を感じることがすっとなくなりました。体調不良の時の育児は本当につらいので、自分が元気でいることは一番大切だなと実感しています。
身体を動かしている間はほかの考え事をすることも難しいので、育児で張り詰めていた心に余白をつくることができ、心の余裕が生まれたのも大きなメリットでした。
体重は日々上下しますが着実に減少傾向で、はじめてちょうど3ヶ月経つ頃、ジムに通い始める前から4.3kg減となりました。まだ妊娠前に比べると+4kgほどなのでこれからもダイエット頑張りますが、妊娠前から持っているジーンズやタイトスカートが履けるようになりました!
さらに数字以上に嬉しかったのは、姿勢が良くなり鏡に映る自分に悲しくならなくなったことです。いつもお風呂に入る時、嫌でもお腹が見えてしまうのを嫌だなぁと思っていましたが、最近は「どのくらいすっきりしたかな?」と楽しみに確認するようになりました。
トレーニング頻度の変化と継続する工夫
パーソナルジムは週2回ペースで3か月間、計24回のトレーニングの契約ではじめました。
予約できる期間は4か月ほどで少し余裕があり、祝日や旅行の関係で週1回になってしまった週もありますが問題なく24回を消化できそうです。
当初2ヶ月間はみっちり週2回ペースでパーソナルジムに通い、ジム以外ではほぼ運動せず。家では食事改善だけを意識していました。そして3ヶ月目以降現在は、週1回は引き続きパーソナルジムでトレーニングしつつ、週1回は自宅近くの地域の公営ジムで自主トレするスタイルに切り替えています。
パーソナルジムのトレーニング期間が終わってからも運動習慣を継続していきたいので、安くて家から近い公営ジムの存在は本当にありがたいです。(なんと1時間200円。機材は結構充実していて、建物も新しいのです)
公営ジムの設備でもトレーニングが進められるよう、わからないことは次のパーソナルの時間にトレーナーさんに質問して解消するようにしています。
公営ジムの設備を使ったおすすめトレーニングを教えてもらったり、いつもパーソナルジムで行っているトレーニングを公営ジムで行うにはどうするか写真を見ながらアドバイスいただいたり。パーソナルジムのトレーナーさんって、こんなことも教えてくれるんだ!と、毎回目から鱗です。
また、継続する上で工夫しているのは結果を急いで無理に頑張りすぎないことです。
例えば、毎週土日の昼食は外出先で美味しいものを食べることが多く、正直カロリーもPFCバランスもそんなに意識できていません。また、家族が体調を崩したときは食事をスキップしてしまったりジムをお休みすることもあります。これによって、前の週よりも少し体重増えた!とか体脂肪率が増えた!ということはよくあります。
それでも長い目で見て、筋肉量が大きく変わらないまま体重が減少していれば(つまり、体脂肪率も減少していれば)OKと割り切っています。短期間で減量目標を達成することよりも、健康な生活習慣を長く続けていきたいです。
また、特に食事に関しては、家族や友人の協力を得ることも継続の秘訣だと思います。
私は夫やよく遊ぶ友人に、パーソナルジムに通っていることを話し、外食の際はこういうものが食べたい!と伝えていました。もちろんそればかりに縛られると楽しめないので縛られる必要はないのですが、「今日お昼何にする?」「なんでもいいな~」となった時には、定食系のお店を選んで食事のバランスをとれることも。周囲を巻き込みながら、自分なりのペースで無理なく続けることが長続きのポイントだと感じています。
ちなみに、夫にはよく「まぁダイエットは置いといてスイーツでも買いに行こうよ」と誘惑されて、結構な確率で誘惑に負けています。これはよくない例です。
自分のための小さな一歩を踏み出してみて
もしこの記事を読んでくださっている方が「赤ちゃんを産んだばかりなのに、自分のために時間やお金を使ってもいいのかな?」「産後の体型戻し、気になるけど何から始めればいいの?」と悩んでいるなら、私は小さな一歩を踏み出すことを全力で応援します。
ママは自分のためにお金も時間も使っていいし、それが巡り巡って家族のためにもきっとなります。そして、もしもパーソナルジムが気になっているなら体験予約はスマホですぐにできます。私も3か所の体験トレーニングに行って、今通っているジムを選びました。
私も最初は不安だらけでした。赤ちゃんを連れてジムに通うなんて大変そう、自分に続けられるかな…と躊躇しました。でも実際に動き始めてみると、周りには同じように頑張っている方がいて心強く、トレーナーさんも産後の事情を理解して寄り添ってくれるので安心して続けることができました。
あっという間に時間は経って、パーソナルジムのトレーニングはあと2回で完走になります。パーソナルジムに通うことだけが正解ではありませんが、私にとっては「自分のための時間を確保し、専門的なサポートを得る場」を手に入れたことで身体的にも精神的にも大きく前進できました。
子どもが産まれるとつい自分を後回しにしがちですが、あなた自身が笑顔で健康でいることが、結果的に家族みんなの幸せにつながるはずです。産後ダイエットはコツコツ続ければ必ず変化がついてきます。
私もまだ目標に向けて道半ばですが、少しずつでも前進している自分を褒めつつ、これからもチャレンジを楽しんでいきたいと思っています。
かんたんまとめとメッセージ
かんたんまとめ
・産後太りは珍しいことではないので焦らない
産後6ヶ月で7割のママが体型戻しに悩むとも言われています。まずは「自分だけじゃない」ことを知り、焦らず体調が落ち着いてから何をするか考えましょう。
・自分に合った方法と環境選びが鍵
セルフケアでもジム通いでも、継続できる方法を選ぶのが大切。私は子連れOKのパーソナルジムを選んだことで、専門家の指導により正しいトレーニングと食事管理ができ、無理なく継続することができています。
・小さな成功体験を積み重ねる
体重が◯kg減った、妊娠前の服が入るようになった等、目に見える変化を記録していくと、自信とモチベーションにつながります。定期計測もおすすめです。
・結果を急いで無理に頑張らない
ゆるくでも継続することが大事です。たまには誘惑に負けたって問題なし。また明日から頑張りましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。少しでも産後の身体に悩む方の参考になればうれしいです。
「自分もやってみたい」と感じた方は、ぜひ無理なく通えるお近くのパーソナルジムを検索して体験予約してみてください。このはじめの一歩が大切です。
私もこれからも無理なく続けて、また経過を報告していきたいと思います。これまで進めてきたトレーニングに関しても、データを使って振り返ってみます。
一緒に少しずつ、楽しんで頑張りましょう!
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