一番の不安は「息子の睡眠環境」でした
産前からとっても楽しみにしていた息子を連れた3人での家族旅行。でも、実際に行こうとしてみると心配事が多過ぎて考えるのを後回しにしがちでした。
旅行先で息子はしっかり寝られるのか?もし寝られなかったらせっかくの旅行がつらい睡眠不足の思い出になってしまうかも?ホテル宿泊の場合、息子が就寝したら部屋の電気をつけられないのでは?観光地やレストランでギャン泣きが始まってしまったらどうしよう?などと色々考えてしまい、それならいっそ子どもが大きくなってからの方がいいのかなと。
とはいえ、元々旅行が大好きで息子と旅行に行けるのを楽しみにしていたはず。
なによりも、息子が産まれたから「○○ができない」と思考停止したくない!と気持ちを改めて、楽しく旅行する方法を模索し始めました。
改めて整理してみると、私の旅行への不安は「息子の睡眠環境」が大部分を占めていることに気づきました。
息子がギャン泣きしてしまうのは主に、①おなかが空いた時、②便秘の時、③眠いのに寝られない時、なのですが、①は完全ミルクかつ決まった時間の授乳で育てていることもあり、比較的すぐに解消することができます。②はまず発生頻度がとても低いのに加えて、綿棒浣腸さえできれば解決できる。そうなると、一番心配なのは③です。
家には安全で息子が寝るのに慣れた寝室とベビーベッドがありますが、旅行先ではそうはいきません。
ベビーベッドを貸し出してくれるホテルもありますが、部屋がひとつであれば赤ちゃんが寝ている間は部屋を暗くしたり忍者のように動くことになります。民泊であれば寝室が複数ある場合もありますが、別の部屋で過ごすなら安全な寝床とモニターは必須です。
そんなことを色々と考えていくうちに、いっそどんな旅行先でも安心して滞在できる寝床セットを揃えてしまおう!と思い立ったのです。
そうしてリサーチを経て寝床セットを完成させ、初めて息子と一緒に家族旅行に行ったのが首が座った生後3ヶ月頃。
この時の旅の詳細はこちらの記事に記載していますが、結果とても楽しく良い思い出になりました。

今回は、こちらの記事でもご紹介している息子の旅行用寝床セットについて詳細にご紹介していこうと思います。
初旅行を経て既に3度ほど旅行に行ってきましたが、毎回大活躍してくれています。
はじめに、メリットはとにかく安心して旅行に行けるということ、デメリットは荷物が増えることです。我が家は車移動が多いためデメリット部分があまり気にならないのですが、各ご家庭での移動手段を想定しながらご覧いただければ幸いです。
息子の安眠寝床セット3選
息子の旅行用寝床をつくるために我が家で準備したものは3つです。
- 遮光テント
- ベビーサークル
- お昼寝マット
こちらの3点について、それぞれ詳細に説明していきます。
① 遮光テント
遮光テントは文字通り、キャンプなどでも使うテントと同じかたちです。子どもの寝床用につくられているため、通気性と遮光性のある生地が使われています。「子どもの寝床用テント」と言われてもイメージが付きにくいかと思うので、まずはこの商品の写真を見ていただくのが早いかもしれません。

なんとなくイメージが付きましたでしょうか?
実際に旅行に行ってみて、このテントが本当にいい仕事をしてくれます。少し広めのワンルームの部屋がとれれば、部屋の隅にこのテントを組み立ててすぐに息子の寝床をつくることができます。遮光もしてくれるので、お昼寝中や寝かしつけ後は部屋の電気をつけて過ごせました。
サイズは145×95cm、高さが135cm。
通常規格のベビーベッドよりは大きく、シングルサイズのベッドよりは小さいサイズ感です。ホテルなどで部屋に置けるかな?と迷ったときは、シングルの追加ベッドが置ける部屋かどうかを確認すると良いと思います。
そして組み立ては、ワンタッチテントと同じ仕組みです。
やり方さえわかっていれば、袋から出して設置するまで1分もかかりません。テントのつくりもしっかりしており、普通に使用している分にはぐらついたり不安定さを感じることはないため、安心して使用できます。
また、テントの上部にはベビーモニター設置用のポケットが付いています。
外からチャックで開閉できるため電源コードは外に出すことができ、ポケット部分はビニール素材なのでモニターの映像を邪魔しません。ただし、ビニールを1枚通してモニターが撮影することになるため、普段より画質は悪くなります。
付属の収納袋に入れた時のサイズは70×20×20cmと、持ち運びにとってもコンパクト。
海外製品でレビューも海外の方のものしかなかったので持ち運び用の袋などの品質を心配していたのですが、全く問題ありません。つくりがしっかりしているので、肩にかけたりスーツケースの柄に掛けたりして運んでいます。
ベビー用の遮光テントは、実際に使ってみて「旅行に必携!」と思うNo1商品なのですが、日本ではまだまだポピュラーではありません。
私もいろいろな方法で調べて、Amazon.comでようやく日本へのShippingが可能な商品を見つけました。今回ご紹介したYAVILのベビー用遮光テントに関してはAmazon.comに日本語レビューは付いていないので、検討しても購入に足踏みしてしまう方もいらっしゃるかなと思います。
商品のより細かい動画/写真/説明は別記事にまとめようと思っていますので、少々お待ちください。
② ベビーサークル
こちらは赤ちゃんの性質にもよると思うのですが、息子は夜ベビーベッドの中を縦横無尽に駆け巡るタイプです。生後2か月頃からずっと。このため、遮光テントの中でも安心して動き回ってもらえるように、ベビーベッドと同じサイズ(120×70cm)のベビーサークルを設置しています。
このサークル選びはかなり迷いました。理由は、「持ち運びに便利なコンパクトに折りたためるものがいい」「なるべく長く使えるようにベビーベッドと同じサイズがいい」という2つのニーズを完ぺきに満たしてくれる商品が見つからなかったからです。
実は、これに関しては今でも解決できていません。
今回は、今後もし旅行用に使わなくなったとしても他の目的に使えそう、という理由で後者のニーズを優先しました。下記のベビーサークルはとっても良い商品ですし使用に全く問題はありませんが、持ち運びや旅行先での利用を前提にすると2つ気になっている点があります。
- 収納バッグに入れた持ち運び時、長辺が120cmありかなり長い
- 組み立てに5-10分かかり、少し面倒に感じる
繰り返しますが、商品はとっても良いものです。デザインも使い心地も大変気に入っています。遮光テントの中にすっぽり収まり、息子の出入り口になる長辺部分も遮光テントとピッタリです。なので、一度設置してしまえばとっても便利に使うことができます。さらに、長さはあるのですが、とっても軽いので手が空いていれば持ち運び自体はとても楽にできます。
ただ、我が家のニーズに対して100%合致しているわけではないので、今後も引き続き良い方法を模索していきたいと思います。
③ お昼寝マット
最後に、ベビーサークルの中に敷いて敷布団として使っているお昼寝マットです。
ベビー用のマットレスは持ち運び用のものもたくさんありますが、たいてい2つ折りや3つ折りなので畳んだ時にかなり大きめの印象があり。旅行先への持ち運びが便利なように、より小さく折りたためるお昼寝マットを使っています。

我が家は柄の主張が控えめなものを探していて、オリーブの柄を選びました。旅行用はもちろん、家族や友達の家に遊びに行く時にも気軽に持っていける大きさと軽さで重宝しています。
また、家でもちょっとした写真撮影や息子の居場所づくりのためにフローリングに敷いていました。本人も気持ちよさそうですし汎用性が高く、とても満足しています。
また、もし汚れてしまっても洗濯ネットに入れて気軽に洗える素材なのですが、車旅行などで余裕がある時は防水シーツも持っていって掛けて使っています。
こちらはおそらく無くても問題ないのですが、お守りみたいなものですね。
これからも最強装備の追求は続きます
以上、息子のために整えた旅行用の寝床セットをご紹介してきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
上述の通り、遮光テントとお昼寝マットは赤ちゃん連れ旅行をエンジョイするために必須だなと改めて感じています。この2つだけなら荷物もかなりコンパクトで済みますし、得られるメリットが本当に大きいです。
一方、ベビーサークルの活用方法は今後もいろいろと試していきたいと思います。飛行機を使った旅行のことなどを考えると、120cmはやはりちょっと長い気がしており…。
また色々と試行錯誤をしていこうと思いますので、何か発見があればシェアさせてください。
最後に、我が家での息子の睡眠に対する基本的な考え方はこちらの記事に記載しています。
よろしければこちらも併せてご覧ください。

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