やる？やらない？寝室の遮光
光に敏感な赤ちゃんは多く、寝室を遮光することで刺激が減り、よく寝れるようになることもあるそうです。
かく言う我が家の息子も、部屋をしっかり遮光したことによって早朝起きが改善されました。
新生児期を過ぎて少しずつ体力がついてきた1ヶ月頃から、5時6時に起きて授乳してもそのまま寝続けられないことが週2回ほどの頻度で発生。できれば7時くらいまでは寝てくれたらなぁと思っていました。
それまでも遮光カーテンはつけていましたが、カーテンの端からは光がうっすら漏れており、特に朝方や日中は電気を消しても本当に真っ暗な寝室環境ではありませんでした。ここで、一念発起して窓に遮光フィルムを貼って遮光を強化。その後約3か月の間、息子は空腹で7時より前に起きることはあっても、授乳をすればスムーズに再入眠してくれるようになりました。
朝の時間をしっかり休めると、一日を気持ちよくスタートできる気がしています。
また、寝室の遮光をしてみて思うことは、最初は面倒に感じますが意外と安価で簡単にできるということ。
誰か大人と2人でやるならば、相当窓の多いお部屋でない限りは1〜2時間程度で終わります（1人が子どもを見る想定）。もし1人でやるとしても、1日2日育児の空き時間に作業すれば完了すると思います。このため、少しでも「明るくて寝られないのかな？」とマイナスな感情になってしまうことがあるのであれば、意を決してトライしてみるのがおすすめです。
やり方や綺麗に仕上げるコツはこちらの記事で解説しますので、迷われている方の参考になればうれしいです。
遮光の方法はさまざま
部屋を遮光すると言っても、やり方はたくさんあります。遮光カーテン、遮光シート、遮光フィルム、遮光テント、遮光シール、アルミホイルなど。私も調べてびっくりしましたが、遮光グッズってこんなにあるんですね。
たくさんある方法の中で、私はメインになる窓をフィルムで、細かい家電のランプをシールで遮光しています。
窓の遮光にフィルムを選んだ理由は、しっかり貼ればほぼ完璧に寝室全体を遮光することができ、見た目も綺麗で窓の開閉や掃除もしやすいからです。一度作業してしまった後は、遮光が必要なくなるまでそのことを気にせずに過ごしたいと思ってこの方法にしました。
室内から見た窓は、下の画像のようになっています。普段はさらに遮光カーテンを付けていますが、これは遮光のためというよりもインテリアを整えるためという側面が強いです。
カーテンは設置しやすいのですが、それだけだと端から結構な量の光が漏れてしまいます。また、シートを貼る方法も考えましたが、こちらはかなり綺麗に整えないと見た目があまりよろしくないのと、貼ったまま窓を開けることができず都度貼ったりはがしたりしなければいけないのがネックでした。
使用する商品ごとに細かい違いはあるので一概に言えませんが、私が比較検討をした時に重視した点について、それぞれの方法の特徴を主観でまとめました。
| 光漏れ | 見た目 | 窓の開閉や掃除 | |
| カーテン | × 端から光が漏れる | ◎ | 〇 |
| シート | 〇 対象を完全に覆える | × テープ固定が必要 | × 都度貼ったりはがしたりが必要 |
| フィルム | 〇 窓を完全に覆える | 〇 | 〇 |
| テント | 〇 寝床を完全に覆える | × 好みによりますが、寝室にずっとテントはどうかなと | × 片づけたり持ち上げたりが必要 |
このような検討を経て、遮光フィルムに落ち着きました。結果、窓からの光はほぼ完全にシャットアウトできていますし、見た目も問題なし、窓の開閉も問題なくできます。掃除のときも邪魔にならず、換気をしたり外の光を取り込むのも簡単です。
改めて考えると、私にとって遮光フィルムを導入するときのネックは「手間」と「きれいに仕上がるかわからない不安」でした。手順が頭に入っていれば貼るのは意外と難しくないので、ぜひ下記に記載するコツを参考にしていただければと思います。
遮光フィルムの選び方
遮光フィルムは色々な種類があり、検索するとかなりの数がヒットします。私も選ぶときにとても悩んだのですが、最終的に下記の3点を重視しました。理由とともにご紹介します。
- フィルムの厚みが分厚いもの
分厚い方がシワにならず、貼りつける位置の調整もしやすい。きれいに仕上げるために、ペラペラなものよりもある程度の厚みがある商品の方が良いと思います - 裏面（外に見える面）の色が白色のもの
貼り付ける窓の方位や日当たりによっては、黒色だと熱を吸収しすぎて熱くなってしまうため。裏面だけが白いものを選びました - 表面（室内から見える面）の質感がマットなもの
これは完全に好みですが、黒色でマットな質感のものを選びました。全体に素材がしっかりしているので傷つきにくそうですし、もし少し傷がついてしまってもマットな質感のおかげで目立たなそうです
これらを踏まえて、遮光フィルムは下記の商品を選びました。
遮光フィルムを貼るための準備
フィルムを貼る際に準備したものはこちらです。
ちなみに、上で紹介したDIFITの遮光フィルムにはカッター／定規／窓の拭き上げ用クロスが同梱されています。クロスとカッターは使い勝手が良かったのですが、定規は短めだったので窓に合わせてフィルムを切るにはすこし不便でした。できれば長めの定規を準備できると、ストレスが減ると思います。
- 定規（できれば30cmなど長めのもの）
- メジャー（ない場合は定規で代用可能、窓のサイズを測る用です）
- カッター（上記DIFITのフィルムには同梱されています）
- カッターマット
- スプレーボトル
- 窓の拭き上げ用クロス（上記DIFITのフィルムには同梱されています）
- ホームクリーナー（我が家は花王のホームリセット使ってますがなんでもOK）
- スキージー or 使わないクレジットカードなど（我が家は期限切れのカードを使いました）
DIYあるあるだと思っているのですが、やり始めてから足りないものに気づくと一気にやる気が削がれてしまうため、事前に準備しておくと良いと思います。すべて100均でそろうものばかりなのでお手軽ですよ！
遮光フィルムの切り方／貼り方
- 窓のサイズを計測＆メモする
まずは貼り付ける窓のサイズを測ってメモします。この時、パッキンからパッキンまでの正確な長さを測ります。ここでサイズにズレがあると後で後悔するので、正確に計測しましょう - 遮光フィルムを各辺窓のサイズ+1cmにカットする
定規とカッターを使って無心でカットします。サイズが重要で、例えば①で測ったパッキンからパッキンのサイズは90×180の場合、フィルムは91×181にカットします。この＋1cmが光漏れを防ぐために重要です - 貼り付ける窓を渾身の力で拭き上げる
クロスとクリーナーを使って、窓を拭き上げます。遮光フィルムは窓ガラスとフィルムを密着させて固定するので、ここで窓が汚いままだと綺麗に貼りつきません。クリーナーを使って念入りに拭き上げます - フィルムの窓側面にスプレーでまんべんなく水を吹きかける
DIFITのフィルムの場合は、ここで遮光フィルムについている保護フィルムを剥がしてから、ごみが入らないように注意しながら水を吹きかけます。スプレーする水には中性洗剤を混ぜると密着しやすいと説明書に記載があったので、我が家では窓の洗浄に使ったクリーナーを少し混ぜました - フィルムを窓に貼り付ける
遮光フィルムを窓に貼り付け、それぞれの辺で少しだけ長さが余るように調整します。粘着剤が付いているわけではないので、何度でもやり直し可能です - スキージーで密着させる
スキージーもしくは使わないカードなどで、まずは「十」の字を書くように窓の真ん中のフィルムをを縦横に密着させます。吹きかけた水を押し出すように意識すると綺麗にできます。そのまま端の方にもスキージーを動かしていき、全体を密着させたら完成です。クロスで水分をふき取ります
このステップで遮光フィルムを貼ると、四隅がこのようになります。
少し長さを余らせることによって、光漏れすることなくフィルムの貼り付けが可能です。ギリギリの大きさでカットすると少しカッターがぶれた時に長さが足りなくなりますし、大きすぎるとフィルムが余りすぎて窓の開閉に邪魔になってしまいます。
家電のランプには黒のマスキングテープをペタリ
最後に、窓以外の場所の遮光に関してです。
遮光フィルムで窓からの光はほぼ完全にシャットアウトすることができるのですが、家電のランプは別途対策が必要です。我が家の場合はクーラーと加湿器にランプが付いているので、黒のマスキングテープを貼っています。
我が家はこのテープで家電のランプを覆うことで、息子の寝室の遮光はほぼ完ぺき！と思える状態になりました。
まだドアの下部から若干の光漏れがあるのですが、息子の寝室は廊下に面しているため常に光漏れがあるわけではなく。現状あまり課題を感じていないので、今後また何か課題に感じることが出てくれば対策を考えようと思います。
寝室遮光で睡眠の質を上げる
最後まで読んでいただきありがとうございました！
我が家は息子の誕生を機に睡眠のことを勉強し始めたのですが、大人の睡眠の質を上げるためにも光や音の刺激を取り除くのは良い効果があるそうです。赤ちゃんの寝室に限らず、お部屋をフィルムで遮光してみたいな…と思った方の参考になればうれしいです。
また、息子の睡眠に関して我が家で取り組んでいることはこちらの記事にまとめています。
もしご興味があればこちらもご一読ください。
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