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【生後5か月~】離乳食をはじめるにあたって「補完食」の考え方を取り入れた理由

【生後5か月/離乳食】補完食の考え方を取り入れた理由

この記事では…
理系管理職ワーママUMOが、息子の食事について書いています。我が家では、WHOの補完食の考え方と厚生労働省の離乳食の考え方をミックスして、生後5か月すぎから息子の食事を開始しています。この記事では、なぜ「補完食」の考え方を取り入れることにしたのか、まとめています。

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「補完食(complementary feeding)」とは何か

補完食とは、WHOが提唱する「母乳や粉ミルクだけでは足りなくなる栄養を補うため、通常生後6か月にはじめ23か月まで続ける食事」のことです。英語ではComplementary feedingと表記されます。
基本の考え方としては補完食≒離乳食で良いと思うのですが、補完食のガイドラインはWHOが作成していることもあり、どんな地域でも参考にしやすい概論的な内容になっています。反対に離乳食は、日本の食文化に寄り添ってより詳細かつ慎重にガイドが引かれている印象です。

例えば大きな違いとして、開始当初の1日あたりの食事回数が補完食では2回、離乳食では1回です。
これは、生後6か月になると「成長に必要な栄養」と「母乳や粉ミルクから得られる栄養」の間のギャップが大きくなる一方で、赤ちゃんは胃が小さく一度にたくさんのものを食べられないためです。少量でも回数が増えれば、総量が確保しやすいよね、という考え方ですね。補完食では、その後生後6~7ヶ月で1日3回、12か月までには1日5回に食事回数を増やすことが推奨されています。
他にも、離乳食と比べると早い段階でたんぱく質や鉄を補う食品(赤身のお魚やお肉など)を食べはじめる、お粥はエネルギーを補うため水分で薄めすぎず5倍粥程度からはじめる、などの方針の違いがあります。

補完食については、ガイドラインと本を何冊か読んで勉強しました。
WHOのwebサイトはすべて英語で、私も全部読んだわけではありません。その後にご紹介する書籍は日本で補完食のガイドラインを実践するための本で、理解を深めるためにおすすめです。何冊か読んだ補完食の本の中で最も読みやすく、補完食と離乳食のいいとこ取りで進めていこう!という柔軟な方針なので気楽な気持ちで読み進められます。時間がない場合は、ひとまず「赤ちゃんのための補完食入門」を通読すると良いと思います。

WHOのガイドライン
WHO Guideline for complementary feeding of infants and young children 6-23 months of age (2023/10)

どうして補完食なのか?

補完食の考え方に沿って息子の食事を進めていこうと決めた理由は、大きく2つあります。

  • 食材の順番や食事回数の制約が少なく、自分で計画して柔軟に進めていくやり方が合っていると感じたから
  • 産後ダイエットを通して食事の重要性を実感しており、息子にも栄養バランスの整った食生活を習慣づけたかったから

息子よりも少し月齢が上の子どもをもつ友人たちから聞いていたのが「離乳食や幼児食は本当に大変。食べること自体を嫌がったり偏食があったり、準備や食べた後の片付けも面倒。ミルクだけの間が最高だよ!」という言葉。
実態は分からないながらも、私もなんとなく「離乳食って大変なんだ」「色々ルールがあってなかなか進まなくて、モチベーション保てるかな」と不安な気持ちだけが募っていました

そんな時、ふとしたきっかけで「補完食」という言葉があることを知りました。ちょうど産後ダイエットで自分の食事改善をしているタイミングだったこともあり、「エネルギー、たんぱく質、ビタミンなどの栄養ギャップを埋める食事」というコンセプトに共感して勉強してみることに。
補完食のガイドラインや書籍では、詳細な進め方でなく基本的な考え方を学ぶことができ、自分でアレンジしながら進められそうだと思ったことが、私にとっては大きなプラス要素でした。

同時に、レシピは基本的に離乳食のものを参考にすることが多いです。離乳食のレシピはたくさんの種類があり美味しそうなものが多く、読むだけでモチベーションアップにも繋がるなと感じています。

基本的な食事の進め方

補完食は最初にご紹介した定義にある通り、「母乳や粉ミルクだけでは足りなくなる栄養を補うため、通常生後6か月にはじめ23か月まで続ける食事」です。このため、補完食をはじめて1か月の間は、生後6か月から本格的に栄養を補う献立が立てられるように新しい食材をそのまま飲み込めるペースト状で試していくことにしました。
この時期は食事をとることに慣れていくことが一番だと考え、特に食べる量も気にせず、息子が機嫌よく食べられるところまででおしまい。親も新しい生活リズムに慣れていく時間に充てました。

我が家は生後5か月4日の夕ごはんから補完食を開始し、2日目からは朝と夕方の2回食に。調理は時間のある時にまとめて行い冷凍し、食べる前はレンジで加熱するだけにしています。
またこちらは一般的なことだとは思いますが、初めての食材は1日につき1つ、月曜日から土曜日のかかりつけの小児科に駆け込める時間帯に試していきました。食べる前には肌荒れやアレルギー防止のためにベビーワセリンを口の周りに塗っています。

はじめての食事はお粥にしましたが、エネルギーをしっかり補給するため5倍粥に少しお湯を足したものから開始。お湯を足しているので、実際の濃さとしては7倍粥くらいだったと思います。徐々に足すお湯の量を減らし、1か月後には5倍粥をそのまま食べられることを目指しました。
5倍粥にした理由は、より水分の多いお粥だと普段飲んでいるミルクよりも摂れるエネルギーが少なくなってしまうためです。前の項でご紹介した「赤ちゃんのための補完食入門」によると、お粥でエネルギー補給をする場合、5倍粥でようやくミルクよりもgあたりのカロリーが高くなるそうです。

また、食材の進め方は離乳食の推奨食材を参考にしつつ、不足しがちな栄養素である鉄・たんぱく質・亜鉛などが補えるよう魚・肉・レバーを早い段階で食べ進めています

※この記事は専門家の書いた記事ではなく、我が家の息子の成長記録です。お子さまによっても状況によっても千差万別のお悩みがあると思いますが、あくまでどなたかの「参考」になることを祈って公開します

【月齢毎】我が家の補完食ログ

息子が食べた補完食のログを、1日のスケジュールやレシピと合わせて公開していきます。よろしければこちらも参考にご覧ください。

※準備中です※

【生後5か月/離乳食】補完食の考え方を取り入れた理由

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この記事を書いた人

理系管理職ワーママ。2024年に第1子の男の子を出産。楽しいことが大好きでちょっと日本語に厳しめなアクティブ文系夫と息子と3人暮らし。凝り性でリサーチと分析が大好きな性質を生かして、日々の生活を「より気楽に」「より素敵に」するtipsを発信しています。

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